写真週刊誌が報道した「高原の”ゲンク鈴木はバカ”発言」で大モメ



 今日21日、海外移籍が大詰めを迎える日本代表FW高原直泰に”舌禍事件”が降りかかった。写真週刊誌「フラッシュ」12月31日号で、日本代表FW鈴木隆行をバカ呼ばわりしたと書き立てられたのだ。高原サイドは全面否定しているが、両者に遺恨が残ることは必至となった。

高原側「事実無根、法的措置もとる」

 来年1月31日小学館から発売予定の高原本「ゴール・ゲート」の「現時点でのゲラ」を入手した写真週刊誌フラッシュ(光文社)が、12月31日号でその内容を暴露。それによると高原は日本代表FW鈴木隆行をバカ呼ばわりし、息が合わないことを強調している。高原サイド、本の発売元である小学館は全面否定しているが、高原・鈴木両者、さらに日本代表にも大きな影響を与えることは必至だ。
 
 内容について高原本人は自分のHPで即刻否定。

 事務所も「弁護士を立てて、あくまで法的に大人の対応をしています。事実無根であるし、一番の被害者は高原本人。(MVPと得点王を獲得した16日の)Jアウォーズの翌日に出ましたから、計画的に狙われたとしか思えません」と怒りをあらわにした。

 著者もスポーツ紙で事実無根を強調。
発売元となる小学館は「今後の対応を検討中です。法的な話になると思います」と光文社に対して、抗議の姿勢を明確にしている。一方、四面楚歌状態の光文社も「ねつぞうは一切ありません」と断言。事態は全面対決となっている。両者とも当然の動きを見せているが、問題はこれが一度出た以上、遺恨が残るということ。ジーコ日本代表監督が海外組を呼ぶ姿勢を明確にしており、高原と鈴木が組む場面は必ず出てくる。その場合、わだかまりなくチームとしてきちんと機能するか。仮に発言が偽だとしても両者の間がぎくしゃくするようなら、日本代表FWの軸は高原だけに、鈴木の出番がなくなってしまうことは十分にありえる。

(東京スポーツ12月22日版)